美術科について

1 美術科の概要

芸術の街「笠間」に平成19年に開設した「美術科」は,今年で10年目に入ります。今までに7回卒業生を送り出しましたが,毎年国立大学への合格者を出すなど,着実に実績をあげています。

 「美術科」は,素材・材料を直接自分の手で造形したり,自分で観たものやイメージしているものを創造したり表現したりする力を伸ばす学科です。

 2 育成したい力について

 美術科では,生徒の個性を伸ばし,芸術的な素養を養うために,素描や美術史など,美術に関する専門的な基礎学習を通して,「創造的な表現力」「美的感性」「鑑賞の能力」を高めるとに力を入れています。

 そして,次の六つの手立てにより,生徒の進路実現を目指します。

1 専門スタッフによる実技指導

 少人数制授業によるレベルの高い授業を行います。

2 大学進学に対応したカリキュラム

 大学の一般入試に対応するために,英語,国語の授業科目を充実させ,言語能力の向上を図ります。

3 基礎的な造形力の定着

 1年生では,美術の基礎である「素描」と「構成」をしっかりと勉強します。

4 専門分野の決定

 2年生からは,専門的に学ぶ美術の専攻を決め,時間をかけて学びます。

5 美術大学受験対策

 美術大学受験に対応できる実技力を身に付けるため,個別の実技指導を実施します。

6 美術系状況学校への進学体制

 卒業後の進路については,ほぼ全員が美術系の大学・専門学校等への進学を目指します。

3 美術科の教育課程について


 美術科の教育課程は,履修しなければならない普通教科は1年次を中心に学びます。専門科目については,1年次に8単位,2年次に9単位,3年次に11単位と,年次が上がるにつれてじっくりと時間をかけて学び,3年間で合計28単位を履修します。その他,LHRや総合的な学習の時間も3年間を通して行います。

 3年次には,3年間の集大成として,陶芸美術館での卒業制作展覧会の企画・運営を目標に,大型作品の制作に挑みます。


少人数編成による専門の授業

 美術棟には,専攻別に教室があり,美術科の教員5人に加え,地元の陶芸家など社会で活躍している方7名を非常勤講師としてお招きし,ほぼマンツーマンの恵まれた環境で学習します。

 1年生では素描,水彩,油絵,デザイン,陶芸,立体などの基礎をひととおり勉強し,2年次からは,「絵画」「デザイン」「陶芸」という三つの専攻に分かれて学びます。

「絵画専攻(日本画・油彩画)

絵具の材料・性質を理解し,絵画技法等の基礎的な学習のもと,様々な絵画表現活動を行います。2年生では画材の特性や絵画空間について学び,3年生からは卒業制作を目標に,表現技法を生かした自己表現を行います。

「デザイン専攻(ビジュアルデザイン・クラフトデザイン)

 「ビジュアルデザイン」では視覚的な伝達効果を主とするデザインについての知識と技術を学び,色彩を生かした様々な表現などデザインの基礎について学びます。

 「クラフトデザイン」では立体構成や素材研究を重ね,ガラス,金属,木材,皮など素材の特性を生かした作品制作を行い,立体的造形のデザインについて学びます。

「陶芸専攻」

2年次には土練りや手びねり,ろくろ成形,施釉等の基礎的な陶芸技法について学びます。3年生では,機能性を重視しながら,自分の感性を生かした絵付けや装飾を施した作品制作を行います。また,授業の成果発表の場として,「道の市」「笠間浪漫」等の地域の行事に積極的に参加します。

4 美術科の進学実績

 「美術科」は今年で7回卒業生を出しましたが,毎年,国立大学の現役合格者を出しています。この春の第7期生からは,沖縄県立芸術大学,長岡造形大学にそれぞれ1名が合格し,その他にも,女子美術大学,東京工芸大学,桑沢デザイン研究所,陶芸大学校など美術関係の大学や専門学校に多くの生徒が進学しています。


5 「美術科」の求める生徒像

美術科は,美術に関する専門的な基礎学習を通して,「創造的な表現力」「美的感性」「鑑賞の能力」を高めることを目標に,恵まれた学習環境と個性豊かな講師陣の指導のもと,思う存分美術の勉強ができる学科です。

 美術科には次のような生徒が向いていると考えます。

 ●高校で好きな美術を専門的に思う存分勉強したい生徒
 ●設備の整っている学校で美術の勉強をしたい生徒
 ●美術系の大学に進学したい生徒
 ●将来,美術の先生や広告デザイン陶芸関係の仕事を目指す生徒

このような生徒でしたら,是非,本校「美術科」で学んでみませんか。


6 美術科の施設・設備
         
 

美術科専用の「美術棟」には,美術の分野ごとに専用の教室があり,充実した環境の下で思い切り美術の勉強に励むことができます。

 
デッサン室

3年間学ぶ「素描」の授業を主に行う教室です。天井高7メートルの広大な教室内には,大小様々な石膏像やモチーフが立ち並び,美術の基礎力である「観察力」や「描写力」を鍛えます。

 
日本画・油絵室

絵画の学習をするこれらの部屋では,自然光をふんだんに取り入れた明るい環境の下,卒業制作として大型作品の制作までを行うことができます。

       

  

        平面・立体デザイン室・情報メディア室

 色彩やレタリング、手描きによる平面構成など,主にデザインの勉強やVTR鑑賞等の授業で使用します。

 

        陶芸室

 土練り,手びねり,ろくろ成形,削り,施釉,焼成まで,陶芸の制作を一貫して学ぶことができる教室です。2年次からは一人一台のろくろを与えられ,土とじっくり向き合うことができます。






 
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