校長挨拶
茨城県立笠間高等学校長  小室 浩之                

 笠間高校ホームページへようこそ

 笠間高校は、「芸術香る街」笠間市に位置する学校です。明治42年(1909年)に開校されて創立112年になります。

 2万人を超える卒業生が地域社会はもとより,国内外で活躍し,社会の発展に多大な貢献をしています。特に教育、政界、スポーツ、芸術、産業の各分野で優れた人材を輩出していることは、本校の誇りです。

 現在では、普通科に加え、平成19年度に美術科、平成25年度に県内唯一のメディア芸術科が設置され、生徒一人ひとりが学びたいことをトコトン追求することが出来る環境が整いました。


「未来を創ろう」「未来を描こう」「未来を映そう」

 普通科では「未来を創ろう」というキャッチフレーズの下、日々授業や学校行事、部活動に励んでいます。1年生では、総合的な探究の時間の『LIFE』という授業で、生徒と先生が一緒に楽しみながら様々な取組をしています。2年生に進級するとき、AコースとBコースに分かれます。Aコースは、主に就職希望者のためのクラスで、普通教科の他パソコン操作の基礎を学ぶなど、社会に出てから役立つ様々な学びができます。Bコースは、主に進学希望者のためのクラスで大学など上級学校への進路を目指します。国数英などを重点的に学習でき、課外や小論文など個別指導の充実しています。

 美術科では「未来を描こう」 という合い言葉で、美術に特化した授業を数多く受けることが出来ます。1年生では「素描」や「構成」などの美術の基本を学び,2年生からは3つの分野に分かれて、それぞれの専門性を高めていきます。1つめの分野は『絵画』で、日本画と油彩画の専攻があります。2つめは『デザイン』で、ビジュアルデザインとクラフトデザインの専攻があります。3つめは『陶芸』で、手ひねりやろくろで焼き物の基礎を学びます。いずれの分野も、美術棟にあるいろいろな美術関係の教室で、専門家の実技指導を受けながら日々作品を作成していきます。

 メディア芸術科では「未来を映そう」 をテーマに、映像などを駆使して「伝える力」を学んでいます。1年生では「映像表現」や「構成」など映像の基本を学び、2年生からは3つの専攻から学びたい分野を選び、それぞれの手法で伝える力を育成します。1つめは『写真専攻』で、カメラの基礎を学んでいきます。2つめは『映像専攻』で撮影から編集までを学びます。3つめは『コンピューターグラフィックス(CG)』で、動画の作成を学んでいきます。つまり、プロのカメラマンや映像作家など専門家から直接実践指導を受けることができるのは、県内ではこの笠間高校メディア芸術科だけです。


「なりたい自分」へのシナリオ

 生徒達は、日々落ち着いた態度で学習活動に励んでいて、自主的・主体的な様々な活動を通して、個性を磨き、能力を高め、自己実現に向けて進んでいます。3つの学科それぞれが、それぞれの特徴を活かしながら、お互い刺激し合って切磋琢磨しながら日々成長できる場となり、「なりたい自分」に向けてのシナリオを描くことができます。 


学校行事・部活動

 学校行事も充実しています。文化祭(かしわ祭)、クラスマッチは、生徒が主体となって取り組んでいて、クラスメイトや先輩・後輩との絆を深めることが出来ます。かしわ祭では美術や映像などの作品展示や普通科の「LIFE」の発表の機会となっています。

 また、放課後は部活動で青春を謳歌しています。

 運動部ではグラウンドでは硬式野球部、陸上競技部、サッカー部が、テニスコートではソフトネニス部が、体育館ではバスケットボール部とバレーボール部が、格技場では柔道部と卓球部が、弓道場では弓道部が、多目的ホールではダンス部がそれぞれの目標に向かって練習に励んでいます。

 文化部でも積極的な活動を通して自分を高めています。美術棟では、美術部、放送映像部、コンピューターグラフィック部、写真部が、特別棟では吹奏楽部、書道部、茶道部が、セミナーハウスでは軽音楽部が、主に校外活動するJRC部、体育館では演劇部、特別棟の被服室では手芸同好会がそれぞれの作品の作成や技術の習得に励んでいます。


キャリアをデザインする学校

 コロナの時代、これまでの常識が通用しなくなりました。そして、様々な価値が変わってきました。これは変化するチャンスでもあります。新しい時代に必要な資質・能力は、創造力をもって、新しい価値を生み出す力です。笠間高校には自分自身を表現し、創造する機会がたくさんあります。笠間高校でしか経験できない3年間がここにはあります。「これからの時代を自分らしく生きるため」に、笠間高校で自らの将来をデザインしてみませんか。我々教職員は生徒一人ひとりに寄り添いながら、その手助けをしていきます。共に未来に向けて飛躍しましょう。