普通科について

1.学校概要

 笠間高校は、明治42年に農学校としてスタートし、創立110年を超える歴史と伝統のある学校です。この間に、農業科や家政科、農業土木科などが設置され発展してきましたが、年号が「平成」となってからは農業科、家政科等が募集停止となり普通科主体の学校となりました。現在は、普通科に加えて美術科(平成19年より)・メディア芸術科(平成25年より)が併設された高校として、新しい歴史を歩んでいます。

 

2.普通科の概要

 1年生は、必履修科目を中心に学習します。基礎をつくる段階と考え、きめ細やかな学習活動が行えるように数学・英語では少人数分割授業、国語はTT(ティーム・ティーチング)を実施しています。

 2年生からは、生徒一人一人の進路希望に沿った学習活動を行うために、2つのコースに分かれて学習します。Aコースは「社会人として有能な人材の育成」を目指し、共通科目のほかに商業科目や家庭科目など幅広い分野を学習します。Bコースは「進学を目指し、より高度な知識習得」を目指し、Aコースと比べて国語・数学・英語の履修単位数を増やし、進学を目指した学習、進学後も対応できる学習を行います。

 また、コースに関わらず、進路実現に向けた課外学習(平日放課後、休業中など)などを1年生から行い、進路希望を達成する基礎定着に励んでいます。

 

3.総合的な探究の時間「LIFE」

 平成30年度より「総合的な探究(学習)の時間」において、「LIFE」とう名称で生徒と教員が一緒に活動しながら「探究する」ことを始めました。「LIFE」には、「自分自身の興味関心を探究し、自身を深めることにより人間形成を通じて、他者へ援助の手を差し伸べられる人生を創ろう」という思いが込められています。「LIFE」の講座は、担当する教員の趣味特技により毎年変わりますが、生徒は約10講座から興味関心ある講座を1つ選び、一年間を通じて教員とともに探究活動を行います。

 

4.キャリア教育

 キャリア教育の一環として、将来の職業観・勤労観を育成するために2年次にインターンシップ(就業体験)を実施します。2年生全員が、主に市内の事業所や保育所、介護施設などで3日間の実習を行います。

 高等学校におけるインターンシップでは、将来就きたい仕事を考えて実習先を選びます。そのため、実習後は「総合的な探究の時間」などを活用して、各自がさらに企業研究などを行うことで進路について理解を深めていきます。また、企業の方や卒業生を講師として招いて職業講話を行い、生徒の勤労観・職業観の育成を図っています。

 

5.資格取得について

 笠間高校では、資格取得にも力を入れています。生徒は一年間に1つの資格、卒業までに3つ以上の資格取得を目標として計画的に学習し、資格取得に挑戦しています。計画的に学習・行動することは、社会人となった将来で必ず活用できる力となります。

 

6 安心・快適な学習環境

 普通教室15室、特別棟各教室、美術棟各教室にエアコンを設置し、快適な学習環境が整備されています。また、電子黒板や校内無線LAN、授業用iPad40台を準備するなどICT学習環境も充実しています。